おもしろき こともなき世を おもしろく  すみなすものは “感動” なりけり

発達障害を取り巻く世界が確実に変化してきた〜u&iという番組

イキナリですが、まずはこれ、クリックして観てみてください。各2分です。

これ、NHKのEテレで放映している番組内の動画です。

昨今、Eテレのレベルの超絶さには舌を巻くものがあります。完全に、「あ、解ってるな」と思わせる番組がかなり登場してきているのです。

特に、発達障害系……あ、我が家ではこの表現がキライなもので、「スペシャル」と読んでいます。以後、「スペシャル」でご承知おきください。

この「スペシャル」な人向けに、「絶対これ、スペシャルの感覚が解ってる人が制作してるよな」と思しき番組が、イキイキノビノビ放映されているのです。

私はかねがね、この「スペシャル」な人こそが社会の多様性をほんとの意味で実現させるためのキーマンになると思っており、そのために欠かせないのが、「センスよくスペシャルな世界を伝えること」だと思っています。

今回は、見事にそれを行っているEテレの「u&i」という番組について書きました。

■u&iのコンセプト

まず、「u&i」の公式サイトには、次のような「番組紹介」が公開されています。

引用すると……

「u&i」は発達障害などの困難がある子供たちの特性を知ることで、多様性への理解を深める子供番組です。

何とゆう子供番組だ!

■多様性、多様性という割には……

もう一度、u&iのコンセプトに着目しましょう。

特性を知ることで、多様性への理解を深める。

何だこのレベルの高さは。これ、現代社会の目指すべき重要にして優先な課題でしょう。

今のままでは必ず崩壊するであろう会社や学校などの「旧態依然とした組織」というものが、今後どう変化していかなくてはならないか、

その最大のキーワードが「多様性」でしょう。

この「多様性」は、やれタヨウセイガタイセツだの、ダーバーシティヲジツゲンスルニハだの、全く心に刺さってこない知識人や報道人、経済人によって、見るも無残に手垢だらけにされてしまっている言葉ですが、その主要因は、実に単純。

我が物顔でこの言葉を語る連中のほとんどが、「(発達)特性」を理解する感覚を欠落させたHighly Insensitive Person(HIP)だからです。

つまり、多様性を構成するには欠かせない「マイノリティー」の感覚や視線に対して全く理解も共感もできない「HIP」が相変わらずの昭和的なマジョリティー万歳センスで「多様性」とか語るから、当のマイノリティー=「スペシャル」な人たちにはまるで心に刺さらないわけで、そんなもん、当たり前ですよね。

■「匂い」を嗅ぎ分ける「スペシャル」たち

これはまぁ仕方がないというか、当然というか……

犬は犬を嗅ぎ分け、猫は猫を嗅ぎ分けるわけです。

ヤンキーはヤンキーを嗅ぎ分けるように、「スペシャル」は「スペシャル」を嗅ぎ分けます。確実に。リクツ抜きで。

私も40%ぐらい「スペシャル」気質を持っていますが、昔、初めて「チコちゃんに叱られる」を観たとき、これ、絶対に1980年代カルチャーに染まって、それもアイドルとかそういうメジャー路線ではなく、当時は超マニアックだったYMO周辺のサブカルチャー系に染まった人が作ってるぞ、という「匂い」をしっかり感じ流ことができました。

今回の、「u&i」には、「自身でスペシャル気質をかなり持っているか、あるいはそれを非常によく理解している人」が制作しているような「匂い」がするのです。

■この番組の向こうに何となく見える(気がする)意図

まだ全話観ていないのですが、ここの公式サイトは、出し惜しみないというのか……いや、もしかしたら、あえて多くの人の目に触れさせることを目論んでいるのか……あるいは、こういった世界観を知らしめようという意図があるのか、実にオープンなのです。

「放送リスト」というページには、過去放映分がずらりと並び、いずれも簡単に視聴できるのです。

10作品が、全部自由に視聴できる形でアップされていました。

またこのサイトで目を引いたのは、「先生向け放送リスト」というページ。

ここはすごくて、

わかります?

各番組に沿った「授業プラン」「ワークシート」「指導用資料」が無料でダウンロードできるようになっているのです!

で、この先生向けページには、冒頭に、こう書いてあります。

番組のねらい

多様性を尊重し、“みんな”で助け合えるクラスへ!

『u&i』は、身体障害や発達障害のある子どもや外国人の子どもなどマイノリティーの特性を知り、理解を深める番組です。メインパートは人間と妖精の対話劇。主人公は、どこにでもいる“ふつう”の子。毎回、発達障害などの特性を持つ友達との間に悩みを抱えた主人公は、不思議な世界に迷い込みます。そこで妖精とともにマイノリティーの友達の悩みに耳を傾け、その特性を知ることで、多様性を尊重できる力や思いやりの心を育みます。

これ、学校の授業でやることには、少々慎重さを要すると思うのですが、

つまり、せっかく純度や濃度の高い情報なのに、扱う人が「HIP」だと、ホントぶち壊してしまうので、要注意なのですが、

どちらかといえば、先生たちに個人的にじっくり観てもらいたいなぁと思う次第。

とりあえず、私は、息子たちの担任の先生に教えて、個人的に観てもらおうと思っております。

■まとめ

まぁ、この番組を含めた昨今のEテレの高水準には驚くわけですが、その背景に、なんとなく、同世代の同感覚を持った人たちの存在が、見えるようんば気がしてなりません。

そうそう、この「u&i」は、声の出演として、きゃりーぱみゅぱみゅも登場しています。

やっぱり、解ってるなぁ。


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