落合陽一って、ご存知ですか?
こんなナリの人です。


コスプレマニアのお兄さん……否定できない。多分そういう性質もある。でもこのコスプレには、一応意味がありまして、この方、「現代の魔法使い」と、どマジメにメディアなどから称されている方なのです。

「研究室」というのも、リアルな話です。この方は、大学の准教授でもあるのです。リアルガチで。
プロフィールをWikiから引用してみると……
1987年東京都港区生まれ。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社CEO。筑波大学学長補佐、助教。父親は国際ジャーナリスト・作家の落合信彦、母は音楽プロデューサー。名前の由来はプラス(陽)とマイナス(一)。小さな頃から電気が好きで、3歳の頃に電話の存在が不思議でたまらず、家にある4台の電話を全部分解してしまい、両親に叱られたというエピソードの持ち主。開成高等学校卒業後、筑波大学を経て東京大学大学院修了のちに飛び級で博士号を取得。2015年「米・ワールドテクノロジーアワード」ITハードウェア部門始め、その研究や作品に対して世界的な賞を多数受賞。妻と子供の3人家族。ディレクター曰く「並外れた集中力の持ち主で、予定表に書き込んでおかないと風呂に入る時間も忘れるほど」。
この方の特徴は、経歴を詳しく書けば書くほど、何だかよくわからなくなってくるってことです。
ご参考までに、「落合陽一が何者かわからないときに読むnote」という情報集約サイトがあるので、一応、参照されてみてください。余計にわからなくなるかもしれませんが。
このブログの読者さんには、「発達特性」と持ったスペシャルな方も多くいらっしゃるようなので、っていうか、僕自身が文字びっしりだと耳から湯気がプシュ〜ッて感じなので、そういう方は、以下の動画からお勧めします。
あ、逆に文字っぎしり大好き!物がたくさん並んでるのたまらん!というスペシャルな方には、上記の「落合陽一が何者かわからないときに読むnote」からお楽しみください^^
もう一本。
まぁ、要するにですね、どスペシャル君、それも、次から次と、自分が寝食を忘れて楽しめ没頭できる世界を開拓し続けてしかもそれが社会的評価を受けるから、さらに自分の世界構築がやりやすくなる……みたいな見事な好循環を実現している、超レアなどスペシャル君なのです。
確かに、プロフィールを字面だけなぞれば、「あ、著名人の御子息ね」とか「な〜んだ、勉強が超できる才能溢れた特別なエリート君」ねとか、「トクベツな人」という判断をしてしまいがちです。
いや、それは確かに正しい情報なんですが、例えばお父上の落合信彦って、家庭ではめっちゃめちゃメンタルマッチョの一面があり、正反対の気質を持った息子(陽一)は凄まじい抑圧の中で育った訳です。あるいは、開成高校って、「東大以外は大学じゃない」的な雰囲気が伝統的に存在する訳ですが、その中で彼は東大受験に失敗する訳です。それは、全教科コンスタントに高偏差値でなくてはならない、まぁある意味で非常に「昔ながらの(もう今では古い?)エリート」校である東大に、「理数系は偏差値90以上だけど、それ以外はちょっと弱い(興味ない)」的な陽一が合わなかった……ということな訳です。で、開成高校生としての陽一は、とてつもない挫折感を味わう訳ですよ。
決して、「いわゆる(古臭い)エリート」でもなければ、そんなものに無批判に踊らされる鈍臭いがゆえに社会的には成功しやすい「勉強デキルだけのヒト」でもないわけです。そこには、想像を超えた「スペシャルであるがゆえの」苦痛や孤独があったはずです。
でまぁ、この人の何がいいかって、「あっけらか〜ん」としたたたずまいが素晴らしい。
色々と抱えた人にありがちな、重さ、苦しさ、攻撃性、ルサンチマン……などなど、そういう暑苦しいものがない、というか、
そんなものにかかずらわっているより、楽しいことに没頭した方がいいじゃ〜ん」
的な感じが、そのたたずまいから滲み出ているのです。
この淡白さが、この方を孤立させず、誰かから助けられ、大事な人からは嫌われない運のよさみたいなことにつながっているのではないかと感じます。
これって、世のスペシャルたちにとってもあると便利な性質だと思うのです!
以前書きました「博士ちゃん」の記事でも触れたのですが、
スペシャルが「幸せなスペシャル」になるためには、相応の「気質」「性質」のようなものがあるように思えます。
落合陽一さんは、まさにそれを上手に持ち、育てながら進化を続けている、スペシャルにとっては、非常に理想的な存在ではないかと思い、子供らに動画とか紹介したところ、見事に食いつき、すっかり一家で落合陽一ファンになってしまったわけです。
……なんて言いながらも、
やっぱり、公式サイトをみると……
ワケがわからなくなる……。
なのに、それがまた心地いい。
本当に、不思議なヒーローです。